国道1号線に沿って商業施設の連なる横浜市の北寺尾地区において、地域景観の向上にとりくむ「鶴見「みどりのルート1」をつくる会」のお手伝いをさせていただきました。会の活動は、持続可能で生物多様性に富んだ植栽地を創出し、地域一帯を「沿道里山」とみなすことで、将来にわたりより良い景観が受け継がれていくこと目的としています。私達は、計画段階から7年に渡り関わらせていただき、敷地提供をいただく事業者へのデザイン提案から工事監理までを一貫して行わせていただきました。地域一体となった景観を創るために景色の核となる樹木の種類を統一する一方、それぞれの敷地の特徴や管理状況に合わせ特徴ある構成としたことで、様々な表情をもつ景観をつくることができました。
図上の※は弊社担当外敷地を示し、①~④は施工前後写真を掲載している箇所です。
所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区(北寺尾地区)国道1号線沿い |
期間 |
2011年〜2018年 |
事業主 | |
敷地面積 |
響橋〜東寺尾に至る1km範囲 |
弊社担当 | 植栽計画、工事監理 |
活動紹介 | 鶴見みどりのルート1を作る会 |
下記に施工前後の写真(左側は施工前、右側は施工後)を掲載いたします。
丘の上に位置する集合住宅の沿道の植栽の改修と、住民・周辺住民で組織される「みどりアップの会」の活動サポートをさせていただきました。 南欧調のイメージで構成されている既存植栽の樹種を変ベースに、新たな樹種を加えたり足元に草花の植え足しをすることで、単調に見えていた景観をより楽しい、身近に感じられる景色として蘇らせることが出来ました。日々の園芸活動を楽しみながら管理をしていくという「みどりアップの会」の考えで、花や実など季節の彩りが感じやすい植物を多く取り入れたことで、地域に住まう人々の日常的な「楽しみ」となり、コロナ渦での外出制限時ににも「気持ちの安らぐ時間を過ごせる場所」となったとのご報告に、屋外空間の可能性を実感したプロジェクトとなりました。
下記に施工前後の写真(左側は施工前、右側は施工後)を掲載いたします。